テニスの大坂なおみ選手が記者会見を拒否すると宣言して話題になっています。
現在全仏オープンの最中ですが「アスリートの心の健康状態が無視されている」として今大会中の記者会見をボイコットすることを表明しています。
大会関係者は拒否するごとに罰金を科すとし、更に今後4大大会の出場停止なども考えているそうです。
個人的には今回の件はやっぱり記者会見はやるべきだと思います。
が、彼女の中で何がそんなに嫌なのか、わからないのでなんとも言えないですね。
で、今回の会見拒否なんですが今までテニス界では前例があったのでしょうか。
それとも今回が初めてなのでしょうか。
気になったので調べてみました。
過去の前例
会見拒否に関する前例を調べてみましたが、そのような情報はありませんでした。
テニス界でこのような会見拒否というのはおそらく過去に前例がありません。
よって今回の大坂なおみ選手が初ということになります。
過去に前例があれば記事にもなってるはずですし、今回の報道でも過去にあったことを載せると思います。
今回の報道ではどの記事にもそういった前例が載っていません。
ちなみになんですが、テニスと同じ個人種目でプロツアーがあるゴルフでは、国内男女ともに「会見を拒否して罰金を科された前例はない」そうです。
このようなことはテニス界ならずゴルフ界でも前例がないようです。
やっぱり皆さん嫌でも会見はやってるみたいですね。
きっかけ
ただ、やはり過去に失礼な会見をやったことはあるみたいですね。
要は「見た目が日本人っぽくないけどそれについてどう考えてるか?」 という質問です。
これは流石に酷いですね。
記者の方もこれを聞いて何になるんですかね。
質問された大阪選手もかなり困惑しています。
また、こんな事もあったそうです。
#大坂なおみ
「記者の方にクビトバ選手の強さについて日本語で答えてほしいと言われた時、私の日本語のバリエーションだと“つよかった”と言うしかありません。
彼女の強さについて“つよかった”だけではどう強いのか聞いている人にもインタビューを見ている人にも失礼だと思いました。彼女は2016年に pic.twitter.com/MKpF7IBtmS— King of kings (@Rayoflightrftm) January 27, 2019
(強盗に襲われて)利き手を負傷しました。テニスをする人にとって利き手を負傷する事は引退を覚悟しなければならない事です。私の推測ですが彼女が頑張れたのは彼女がもう一度センターコートに立ちたいという気持ちです。いつ復活できるかもわからない中でリハビリを毎日する。投げ出したくなる事も pic.twitter.com/2jA4NRM79z
— King of kings (@Rayoflightrftm) January 27, 2019
あったと思います。彼女のコーチ、スタッフ、家族、彼女を信じている全ての人の想いがあったから彼女は辛いリハビリを耐えて今日私は対戦相手として対戦する事ができました。
彼女は“つよいひと”ではなく“真の強い人”です。お互いベストを尽くして戦えた事を誇りに思います。ありがとうクビトバ」 pic.twitter.com/2oxEiOvk8m— King of kings (@Rayoflightrftm) January 27, 2019
子供から「自分が知ってる対戦相手の時どう思いますか?」と聞かれた大坂選手は「試合をする時はライバルだけどコートを出ればテニスをする仲間だし友達だよ」と答えていたので、相手への敬意から日本語より英語で対応したと思います。テニスの大会ならなおさら…
マスコミはそれでも日本語で話せと?— King of kings (@Rayoflightrftm) January 29, 2019
これもさっきの記者会見と同じ感じですが、日本語で答えを要求するパターンですね。
確かによく「日本語でお願いします」 っていう記者会見はあるんですが、大阪選手は日本語が得意ではありません。
彼女にとって日本語で答えなければいけないのはストレスなのではないでしょうか。
さっきの動画と一致しているのは「日本人としてふさわしくない」ということを暗に意味したような質問をしている点ですね。
海外選手
海外選手ではナダル選手も失礼な質問をされています。
こんな訳解んない質問にも答えなきゃいけないなんてやっぱりストレスになりますよね。
実際にナダル選手も相当キレてます。
しかもこれ試合に負けた直後の会見ですからね。
記者の方ももっと選手に敬意を持って質問するべきではないでしょうか。
ナダル選手は今回の大坂なおみ選手の行動に関して、プロとして記者会見はやらなければならないとしつつも、大阪選手の行動に一定の理解を示しています。
テニス界ではこのような失礼な質問がまかり通ってるのかもしれません。
非常識な質問をうまく流せる選手もいれば、真に受けてしまいメンタルをやられてしまう選手もいるでしょう。
大坂なおみ選手はおそらく後者なのでしょう。
まとめ
今回はテニス界における会見拒否について見てきました。
現状では過去に会見拒否をした選手や前例はないということになります。
ただ、今までも失礼な質問をする記者はいましたし、そういったことはテニス界ではまかり通っているようです。
今回の大阪選手の行動がテニス界の記者会見が変わるきっかけになってくれればいいと思います。
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