2021年は17年ゼミの年だそうです。
17年ゼミって聞いて知ってる人ってあんまりいないんじゃないでしょうか。
僕も初めて聞きましたが、どうやら17年ごとに発生するセミのことらしいんです。
ほんとにそんなセミがいるんですかね。笑
ちょっと気になったんで調べてみました。
17年ゼミとは
17年ゼミとは周期ゼミ・素数ゼミの一種でその年にしか現れないセミのことです。
周期ゼミとは周期的に現れるセミのことで、17年ゼミでいうと17年ごとに見ることができます。
そうか2021、17年ゼミの年じゃねぇか
— ponkotsu@エメラルド (@ponkotsu_emeeme) May 14, 2021
16年間は土の中にいるんですね。
16年間幼虫として土の中で育ち、17年目にやっと成虫として飛び立つんです。
よくセミの寿命は一週間とか言われますが、成虫としての寿命は短いですが長い間幼虫として生きているんですね。
それにしても16年間土の中ってどんだけ下積み生活が長いんですかね。笑
しかも表舞台に立ったとしてもすぐに死んじゃうんですから。
セミって切ないですね。
日本にいる?
で、この17年ゼミは日本にもいるんでしょうか。
残念ながら17年ゼミはアメリカに生息しているようで、日本にはいません。
周期ゼミは北アメリカ東部に生息しています。
でっ 出たーーー!!😱
17年ゼミがとうとう出始めました😭 pic.twitter.com/pJWcWtqAud— yukkie🇺🇸 (@lovelyyukkieusa) May 13, 2021
その中でも17年ゼミは北部に、13年ゼミは南部に生息しているようです。
世界中探してもこの周期ゼミを確認することができるのはここだけだそうです。
てことは今年は17年ゼミの年だから街中にセミが大量発生すると思いきや日本には関係のない話なんですね。
よかったぁ。セミって気持ち悪くてあんまり好きじゃないんですよね。
17年の理由
ではなんで17年なんでしょうか。
それは17年が素数だからだそうです。
素数とは1とその数でしか割れない数字のことで、17も1と17以外で割ることはできません。
つまり17年ゼミが出てくるのは17年、34年、51年…ということになります。
この数のどれも素数です。
ではなんで素数に出てくる必要があるのでしょうか。
それは他のセミや寄生虫、捕食者から身を守るためだと言われています。
素数で地表に出てくれば同じタイミングで地表に出てくる他生物がいないんです。
例えば日本のセミは4,5年おきに地表に出てくるようですが、4年おきのセミは4年、8年、12年、16年、20年、24年、28年、32年、36年と17年ゼミとはかぶりません。
同じく5年おきの昆虫も17年ゼミとはかぶりません。
このように素数と関係しているのではないかという説があるようです。
鳴き声
最後に17年ゼミはどんな鳴き声なのでしょうか。
日本では聞くことができないので気になりますよね。
ちょっと気持ち悪いですね。笑
日本のセミみたいに騒がしい感じではなく「ジーーー」 って感じで低い音ですね。
ちなみに集団で密集していますがこれも生き残るためだそうで、何匹か食べられてもいくつかは生き残れるように集団になっています。
また、同じタイミングで一気に羽化するのも同じような理由です。
動画を見ていると気から落っこちたりしてますが、飛ぶのがうまくないんだそうです。
そのためめっちゃ食われてますよね。笑
それでも子孫が残せるのはやはり圧倒的な数がいるからですね。
それにしてもセミが集合して動いてるのは気持ち悪いですね。
ちょっとトラウマになりました。
まとめ
2021年は17年ゼミの年だからやばい!みたいなことがネットで騒がれていましたが、日本には関係ないことでした。
セミが苦手な人はこんなの嫌ですよね。笑
最近は生き物の外来種が日本に定着しているみたいなニュースも聞きますが、17年ゼミもいつかやってくることがあるのでしょうか。
どうか今後日本にやって来ることが無いよう願っています。
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